ー 消毒薬としてのアルコール ー

エタノールはメタノールと違い毒性が低いので人体に吸収された場合に安全性が高く殺菌消毒薬として使われることが多い。

消毒薬としての濃度は60~80%のエタノールが推奨されている。

この濃度であれば、微生物の細胞膜を破壊して死滅させることが出来るためである。

ー 使用方法 ー

アルコールの消毒薬にはスプレー、ジェル、脱脂綿にアルコールを浸み込ませたものなど様々なタイプがあるが、基本的な使い方は、よく刷り込み乾燥させることが重要。

ー 効果範囲 ー

アルコールの消毒薬は手軽に幅広い範囲の細菌やウイルスを死滅させるほか、脂の汚れなどを落とすのに効果的であったり衛生面で多岐にわたり活躍するが、アルコールに強いタイプの細菌やウイルスも存在しているので注意

人体に使用した場合、皮膚の脂も落ちて乾燥し、消毒した部分の皮膚が感染しやすい環境になる場合があるので、しっかり保湿をしたほうがいい。

ー 引火 ー

アルコールは可燃性が高く引火しやすいので直射日光や火のそばに置くと温度が上昇し、引火の恐れがあるので注意が必要です。

ー 気化 ー

アルコールは気化しやすく、常温でも液体から気体へと変化してしまい、空気中に漂うことになります。

気化したアルコールは空気より重たい性質があるため低い場所に溜まっていきます。

高濃度のアルコールを吸引した場合、頭痛、吐き気、めまいなどの症状が現れることがあります。

アルコールの語源

アラビア語のal-ghawl(あるがうる)が、アルコールの語源で、意味は『神秘的な精霊』『霧のようなもの』

アルコールとその他のカロリー比較